情報倫理とセキュリティ2022後期10フェムテック

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生理について語ること(TBS News23)アンネナプキンの登場と『アンネの日記』

・田中ひかる『生理用品の社会史』角川ソフィア文庫、2019年、960円+税。
締切2022年1月9日午後11時30分。
『アンネの日記』にこういう記述があるという。「生理があるたびに (といっても、いままでに三度あったきりですけど)、面倒くさいし、不愉快だし、鬱陶しいのにもかかわらず、甘美な秘密を持っているような気がします。ある意味では厄介なことでしかないのに、そのつど内なる秘密を味わえるのを待ち望むというのも、たぶんそのためにほかなりません。」
アンネのこの両義性の認識が「アンネ社」になり「アンネの日」キャンペーンに展開する分岐点になったようだ。田中ひかる『生理用品の社会史』131ページ。ただし『アンネの日記』のページ数が書いてない。文春文庫の増補新訂版を探してみたが、すぐにはみつからなかった。『アンネの日記』は1991年版以来、抜本的に原形に戻されている(キティのための日記と戦後記録される日のためにリライトされた日記と後に発見された記述がある)ので、アンネ社誕生の時点では父親の編集による有名なヴァージョンが参照されたのだと思うが。
1942年11月2日の日記から「追伸──だいじなニュースをお伝えするのを忘れていました。もうじき初潮があるかもしれないってことです。ここしばらく、パンツにねばねばしたものがついてるので気がついたんですけど、そしたらママが話してくれました。とっても重要なことらしいので、始まるのが待ち遠しくてなりきません。ただひとつ困るのは、生理用ナプキンが使えないということ。いまではもう手にはいりませんし、かといって、ママの使ってるような小さな栓みたいなのは、赤ちゃんを産んだことのある女のひとにしか使えませんから。」文春文庫版109ページ。
  • あった。1944年1月6日。かなりずれがある。「わたしの身に起こりつつあることは、すばらしいことだと思います。たんに表面的な体の変化だけでなく、内面で起こっていることのすべてが。けれども、こういう問題や、わたし自身のことについて、ひとと話しあうことはぜったいにしません。ですから自分自身と話すしかないわけです。生理があるたびに・・・」278ページ。



  • たんに生理の事実関係を追っていただけだが、じつは才気あふれる少女の内面的充実の覚醒の場面であった。
細川モモ『生理で知っておくべきこと』日経BP、2021年、1550円+税。
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「生理の貧困」