情報倫理とセキュリティ2022後期03感情経済(2)


ネットワーカーは贈与経済で動く
つなぐ人。何をつなぐか。ヒト、モノ、カネ、情報・知識、チャンス。
情報・知識から他のものへのリンクがメディアリテラシーの土台。
小さなリスクを取りながらスキルを上げていく戦略。
参考 野村一夫『インフォアーツ論』洋泉社、2003年。

なので「発信も何もしない人」にとっておきの情報や知識は届かない。
来るのは貨幣経済で動く人たちだけになる。

貨幣経済(目的合理的行為、計算や打算)
贈与経済(お互い様、返礼義務)

リスクとリスクテイキングとメディアリテラシー
被害者と加害者と観衆と傍観者(いじめの四層構造)→ネットによる増幅

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コミュニケーションの心理学(岡本真一郎)
コミュニケーションの複雑さ
①情報
②交換的交わり「あなたの存在を無視せず気づかっていますよ」メタレベル
①音声言語:音声、表情、視線、身体の動き、姿勢、対人距離、服装、装飾品、化粧
②文字言語:言語、さまざまな記号、顔文字・絵文字、スタンプ、フォント、筆記スタイル(筆記具・印刷器具)、文字色、レイアウト、用紙

①相手に気を配る
②自分に気を配る
③対人関係の裏側:言語的攻撃(傷つけるための言葉)、間接的攻撃(皮肉)
④誤解(コミュニケーションの失敗、透明性錯覚=自分の感じていることや考えていることなどが、実際以上に相手に分かっている、と推察する錯覚)
悪意の心理学(岡本真一郎)
悪意のコミュニケーションいろいろ
①うっかり口にする:言い方、他者のよくない状況に思いいたらない、自分の関心を相手も共有すると思い込む、相手の発言を乗っ取る、相手に話させない、責任ある立場を忘れる、透明性錯覚

②偏見を抱く:ステレオタイプ(認知的な先入観)、偏見(感情が加わる)、差別(意思決定などの行動が加わる)、ハロー効果(1つの目立つ特徴をその人の全体評価に一般化してしまう)、投影(無意識に抑圧している欲求や感情が、他人や集団や社会に存在しているように感じる)、仮説検証バイアス(自分の仮説に当てはまる事例だけに注目してしまう)、予見による質問、敵意的セクシズムと好意的セクシズム

③攻撃する:卑罵表現(露骨な罵りの言葉:バカアホトボケから新造語へ)、表意(字義的に表現されることからそのまま伝わる内容、推意(推測によって伝わる内容で論理や語の意味から必然的には導かれないもの:限定推意・膨らませ推意・様式推移98-99)、陰意による攻撃(意図の示し方)、推意や陰意によって間接的に攻撃する、皮肉、からかい129、いじめIMG_1192.jpg

④セクハラとクレーマー:セクハラの多様な要因、苦情からクレーマー

⑤ウソをつく:自分の利益のため、相手に理解して守ってもらいたい、葛藤回避のため、他者を守るため、相手や自分の顔をつぶさないため、自分を実際以上によく見せたり悪いところろを取り繕うため、自尊心、虚栄心、プライバシー侵害への対処、自分を悲劇の主人公にする、ウソがばれたとき、上手なウソつきの条件201

⑥悪意が広まる:伝言ゲームにおける平均化(簡潔化)・強調化・同化(伝達者の知識先入観価値観の影響)、差別語と差別表現、役割語、ヘイトスピーチ、ヘイトクライム

アンガー・マネジメント





正しくキレて「都合のいい人」にならないようにする。



ネットならではの問題ではない。大手出版社とキー局のコンテンツ(経済活動の一環)が問題とされている。


プロトタイプとしてのうわさ

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第1レベル
うわさの広がり=重要さ×曖昧さ(オルポートとポストマン)

第2レベル
流言とは、曖昧な状況に巻き込まれた人びとが、自分たちの知識を寄せ集めることによって、その状況についての有意味な解釈を行おうとするコミュニケーションであり、こうしたコミュニケーションが繰り返し生じたとき、これを流言と呼ぶ」(タモツ・シブタニ)
①状況の重要性
②状況の曖昧さ
③手持ちの知識
④有意味な解釈(腑に落ちる見方)
⑤コミュニケーションそのもの(相互作用であって情報の連続的歪曲ではない)
⑥うわさ話はその副産物であり、無数のヴァリエーションが散在する
第3レベル
メディアの競争構造
そもそもマス・メディアの競争が過酷なのは、それが重層的に構造化されているからである。大きいものでは三つの次元で競争が構造化されている。
(1)同種メディア間競争(キー局間競争、週刊誌間競争、番組間競争……)
(2)異種メディア間競争(テレビ・対・新聞・対・週刊誌・対・……)
(3)メディア内競争(個人間競争、部局間競争=報道局・対・社会情報局……)
その結果(1992年の本から)

第4レベル
間メディア性とニュースの生態系
個人のメディア・リテラシーを超えている!
なまじ調べていくと陰謀説になってしまう?
批判的思考がメディア批判につながる
パイプラインとミドルメディア(編集型とプラットフォーム型)

この問題はこっちにつながる。別の回でやります。